継続していくことに意味がある

「続けること」をテーマにまずは100記事を目指しています

指示を出した時、自分のために頑張ってくれる部下がいる環境を作るために出来ること

もし自分が誰かに指示を出す立場になったら

 

仕事をしていて昇格したり、学校やサークル活動の長になったりすると、誰かに何かをしてほしい場面が出てくると思います。

もしあなたがその立場に立ったらどんな風に指示を出しますか?

 

「○○を買ってこい!」

「9時にここに行って、11時にあそこに行って」

「この仕事をやってくれ」

指示の内容にもよりますが、そこにはある程度の信頼関係が必要です。

 

なのでまずは「どんな支持を出すか?」よりも「指示を出すために何をするか?」

を考える必要があると思います。

 

一番良いのは指示を受ける人が「あなたの役に立ちたい」「あなたのために動きたい」と思ってくれること。そう思ってくれる関係になれればどんな支持でも大抵は頑張ってくれると思います。

 

ではそういう関係になるためにどうしたらいいのか。

そのために出来ることをひとつ挙げるとしたら「責任を共有すること」です。

 

例えば大事なメールを取引先に送ってという指示を部下に出したとします。

誰宛に、こういう内容で、この添付ファイルを添付して、何日までに送ってくれと。

そのメールを部下は期日までに送ってくれました。でも送る際に添付するべきファイルの添付がされていなかったことに後日、取引先からの電話で気付きました。

その時に、なぜ言ったとおりにやってくれないんだ!と怒りつける上司に部下は付いていきませんよね。私は付いていきたくありません。

 

指示をして、その通りに部下はやってくれなかった。

まず、部下は悪いです。

でもそれだけじゃない。部下に指示を出した。そこで丸投げして終わりなんて部下がかわいそうです。流石に掃除しててとか簡単な作業なら丸投げで良いですが。

 

でも大事な仕事であればその最終チェックをしてあげるなりができたはずです。

つまりそのチェックを怠った上司も悪いとも言える

ここで大事なのは、上司は悪くないとも言えることです。

自分はしっかり支持を出している。部下が全て指示を満たさなかったとも言えますからね。

 

「自分にも責任がある」とその失敗の責任を部下と共有できるかどうか。

もし私が部下の立場なら、「責任を部下にすべて押し付ける上司」よりも「自分も悪かった。次はここを気を付けてくれ。私もここを気を付けるから、と言ってくれる上司」の方が好意的に見えますし、指示を出されたら、この人のために頑張ろうって思います。

 

そういった日々の積み重ねが、誰かに指示を出す立場になった場合に「自分のために頑張ってくれる部下がいる」か「誰もついてきてくれない」かの差を生み出します。

私もそういう立場になったら責任を共有できる上司になりたいです。

 

責任を誰かに押し付けるのは簡単にできますが、自分にも責任があると認めるのはなかなか難しいことですからね。