出会いと別れ。人が死ぬということ。痛みはどちらが大きい?死んだ人?残された人?
人はいつかは死にます。
人は誰かを好きになってその人と結婚します。
そうして人は家族を作ります。
結婚した人とそれはそれは長い時間を一緒に過ごします。
その中で子どもを作ります。
そうして家族の人数は増えます。
人はいつかは死にます。
死ぬという事は一緒に過ごしてきた人と別れることです。
長く一緒に過ごした人との別れは悲しいものです。
そして残された人も悲しみます。
人はいつかは死にます。
生を受けると共に、誰かと出会います。
死を迎えると共に、出会った人と別れます。
出会いと別れは切っても切り離せないものです。
人の死に出会う。
今回私は別れに出会ってきました。
死んだ人は死ぬまでに大きな痛みを受けたことでしょう。
もう少しで一緒に過ごしてきた人と別れることになるであろう悲しみ。
病気の痛み、けがの痛み、死への恐怖。
さぞ辛いことでしょう。
私はまだ経験がないのでその度合いはわかりません。
でも死んだあとにはそこに感情は残りません。
死を迎えた瞬間からは痛みもありません。
残された人はもうすぐ来る別れを悲しみます。
辛い思いをしているであろうその人を思い、同じように辛い思いをします。
その人が死んだ後もその悲しみは続きます。
それはいつか乗り越えられるかもしれません。
あるいは乗り越えられないかもしれません。
死んだ人、残された人、どちらがより辛いんでしょう。
どちらも辛いんでしょうね。
それは比較するべきものでもなければ、その立場に立ってみないと理解できることでもないものです。
今回、別れに出会って、ただ少し、書いてみようと思いました。
でも何を書きたいか、特に要点を得ない内容ですみません。
私は、残された人を思い泣きました。
もしかするとその人からすれば、余計なお世話なのかもしれません。
でも私は今回この別れに出会って、私に出来ることはひとつだと思いました。
別れに対する悲しみを取り去ることはおそらくできません。
出来るのは別れた後の寂しさを一緒にいてあげることで薄らげること。
出来ることはしてあげられたらと思いました。
ただ、それだけです。